コラム特別寄稿
IT産業の歴史における4番目の転換点

m-Schoolメルマガのリニューアルに向けて、マクロメディア株式会社 元常務取締役(現在はご退任) 小俣 修一 様より、特別寄稿を頂戴いたしました。


2005年となりました。

「なぜ、コンテンツの時代なのか」

「IT産業にとってコンテンツの時代とは、どんな意味があるのか」

IT産業の歴史を振り返りながら考えてみましょう。

コンピュータ・ワールド誌のデービッド・モシェラの区分に従って、年表を作ってみました。

覇者の未来 - 「Supplier-driven IT」から「Customer-driven IT」へ ~

デービット・モシェラによるとIBMがPCカンパニーを作ってから業績の問題でガースナー政権になるまでがクライアント・サーバーの時代だったと言っています。1994年にはネットスケープやW3C 、ヤフーが生まれ、95年にはJavaやWindows 95、アマゾンが始まっています。

こうして始まったWeb Systemの時代もブロードバンドやユビキタスの広がりにより2005年からはリッチ・コンテンツ・システムの時代に移って行くと言われています。

昨年は、リッチ・コンテンツ・システムの時代に向けて、マクロメディアとしてFLEXを出荷することができました。

認識しなければいけないことは、

「どうもわれわれは、今年、IT産業の歴史における4番目の転換点にいる」

2005 リッチ・コンテンツ・システムということです。しかも

「リッチ・コンテンツ・システム」

というキーワードが提起されていることだと思っています。

さて、最近、ブロードバンド、ユビキタスが本格的になってきたと良く言うようになって来ました。そして、コンテンツの時代だとも言っています。デービッド・モシェラは、「われわれIT産業が言うコンテンツとは、リッチ・コンテンツのことだ」と言っています。

「リッチ・コンテンツとは、コンテンツにソフトウェアを組み合わせたものであり、いくつかのジャンルに分けることができる」とも言っています。リッチ・コンテンツとして、ユーザーが本当にやりたいことは何なのか、良く聞くといくつかのジャンルに分けることができると言っているのです。

それは、画像やデータをやりとりするメッセージングであったり、ビデオやオーディオのストリーミングだったりします。また、eCommerceやイントラのダッシュ・ボードを実現するトランザクション処理であったり、eLearningであったり、情報アクセス管理だったりします。マクロメディアは、これらそれぞれのジャンルに対して、それぞれ適切なソフトウェアを供給してきました。

  • メッセージングのためにはBreeze
  • ストリーミングにはFlash Communication Server
  • eLearningにはAuthorwareCaptivate
  • 情報アクセス検索には、DreamweaverFlash

です。

そして、いよいよリッチ・コンテンツにおけるトランザクション処理のためにプレゼンテーション・サーバーとして FLEXが昨年、リリースされたのです。このFLEXこそが、システム・デベロッパーの方々が待ちに待っていたソフトウェア・ツールだったのだと確信しています。このFLEXにより、今年は、デービット・モシェラの言う

「Customer-driven IT」

における本格的なリッチ・コンテンツ・システムが構築されていくのを目にする最初の年となるのではないでしょうか。

時代の転換点にあって、IT産業におけるFLEXの重要性を改めて意識しています。

マクロメディア株式会社
常務取締役 小俣 修一

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