第22回 PDFフォームの活用 その3
~フォームフィールドの詳細設定~Adobe Acrobat(アドビ アクロバット)とPDFを活用する連載記事

さて今回は、『PDFフォームの活用 その3 ~フォームフィールドの詳細設定~』をご紹介します。

テキストフィールドのプロパティ

新規にフォームフィールドを追加した場合(例えばテキストフィールド)、次のような画面が表示されます。
フォームフィールドを追加

これは、Acrobat9以上で表示される画面で、フィールド名を付けて下さいという画面です。初めて使う場合には、これが何に使われるかわからないと思います。ここに、名前と付けてみます。
フィールド名を付ける

フィールド名を付けると、フィールド自身にも名前という名称がつきました。 このように名前をつけることで、このフォームが何を意味しているフォームなのか、わかりやすくすることができます。

フィールド名は、どのフォームを追加しても入力できる項目です。

フォームを追加した時は、フィールド名を付けてわかりやすくすると、後の作業効率をあげることができます。

フィールド名は、この画面だけでなくフォームのプロパティ画面でも確認ができます。追加された、フォームをダブルクリックしてみます。
テキストフィールドのプロパティ

[テキストフィールドのプロパティ]ダイアログボックスの[一般]タブが表示されます。ここにある、名前という項目がフィールド名です。フィールド名はプロパティ画面でも入力が可能です。

さて、ここからが本題です。今回のテーマでは、フォームフィールドの詳細設定なのでこのフォームのプロパティについて解説したいと思います。PDFフォー ムを扱う時には、プロパティの設定もしっかりと行うことで、作業効率の向上やユーザーに配慮した精度の高いPDFの作成ができます。

ツールヒント

ツールヒントでは、そのPDFファイルを開いているユーザーに対して、ヒントの解説を表示することができます。例えばこちらに、下記のような入力をします。
ツールヒントの入力

PDFファイルを開き、ツールヒントを適用したフィールドにマウスカーソルを載せると、下記のように入力したツールヒントが表示されます。
ツールヒントの表示

このようにすることによって、何を選んだらよいのか、どのように入力したらよいのかといった悩みを解決する入力支援のようなことができます。

表示と印刷

表示と印刷では、主にボタン(ボタンの追加については今後紹介していきます。)を追加したPDFに活用されます。

例えば、PDFドキュメントの中に印刷用のボタンを作成したとします。画面上に「印刷」と大きくボタンがあれば、一目瞭然で印刷ができるボタンだと認識させることができます。しかし、このボタンを使って印刷をした場合、ボタン以外の所だけ印刷できればよいところ、ボタン自身も印刷されてしまいます。 これを防ぐのが表示と印刷です。
ボタンプロパティ

「表示/印刷しない」とすることで、画面上では「表示」、印刷したときは「非表示」にすることができます。
印刷すると非表示

プロパティ(詳細設定)を設定することで手間にはなりますが、便利なフォームに変えていくことができます。さて、次回は他のタブについても見ていきましょう『PDFフォームの活用 その4 ~フィールドプロパティ[オプション]タブ~』をご紹介します。

次のページは…
活用その4 フィールドプロパティ[オプション]
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遠藤 明久 (えんどう あきひさ)
遠藤 明久 (えんどう あきひさ)
Adobe認定インストラクター

Dreamweaver、Acrobat、CaptivateなどのACI(アドビ認定インストラクター)を保有し、多岐にわたり講師をつとめる。2005年に「パソコン教科書 Flash 8」を執筆。

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