第30回 Captivate 5の制作効率を考えるAdobe Captivateを活用した、eラーニング教材制作に役立つ連載記事
今回は、Adobe Captivate 5でプロジェクトを制作する場合の効率の良い作り方について考えてみたいと思います。
Captivateでプロジェクトを作成する場合、記録準備・記録・編集・追加・書き出しなど様々な作業を繰り返しながらプロジェクトを作成していきます。
では、1つのプロジェクトを作るにあたり効率よく作るにはどうしたらよいのか、今回は記録前から記録終了までの流れで見てみましょう。
1.シナリオを考える
プロジェクト作るにあたって必要になるのがシナリオです。自分が作ろうとしているものがどのようなコンテンツにしたいか考えます。
例えば
- 閲覧者に見せて内容を理解させたいプロジェクト(デモンストレーション)
- 閲覧者に操作して内容をじっくりおぼえこませたいプロジェクト(シミュレーション)
- 閲覧者に問題を解いてもらい学習効果を高めたいプロジェクト(クイズ)
など
ここが決まっていないと探りながらコンテンツを作ることになり作業が前に進まず、効率が極端に悪くなります。
2.シナリオの内容を具体化させる
1.のシナリオを元に内容を具体化させていきます。
ここでは、どのシーン(時間)でどのような動きをするのか絵コンテなどで動きをまとめておきます。また、Captivateの場合、画面を作るにあたりプロジェクトの構成は画面の記録を入れるのか、それともパワーポイントの資料メインで使うのかこの時点で決めておいた方が良いです。
3.画面サイズを定義する
画面記録やパワーポイントなど表示の中心になる画面の解像度を決めておきましょう。
解像度が大きすぎてしまうと一画面にプロジェクトがおさまらない場合があるため、せっかく内容の良い作品を作っても画面が大きすぎて見にくい!また小さすぎて見にくい!というものになってしまいます。
画面サイズは、記録後の変更も可能ですが変更をすると、配置したオブジェクトや画質などの調整を加える手間が発生するため後から変更することは効率的とはいえません。
4.素材の準備
プロジェクトの中で使用する素材(画像、音声、動画など)を用意します。事前に必要になる素材がわかっていればそれを一つのフォルダに入れて用意しておくだけでも、プロジェクト編集がスムーズに行えます。
また、画像データの解像度はプロジェクト内で使用する画像解像度にあらかじめ変更しておいてください。Captivateは画像加工ソフトではないので、デジカメで撮った写真などそのまま使ってしまうとプロジェクト事態のデータ容量を増加させてしまう原因のひとつになります。
プロジェクトの中にパワーポイントのスライドを使う場合もひとつの素材として考え、準備しておきましょう。
5.環境設定の確認
画面の記録からスタートする場合は、まずは環境設定の確認からスタートしましょう。Captivateを起動し、[編集]-[環境設定]で、記録の内容を一通り確認します。
Captivateでは、環境設定の内容に従って記録が行われるためこの設定情報を把握していないと意図した記録ができなくなり、取り直しということにもなりかねません。
6.記録前・記録中
画面記録をする場合の1番の注意は、なんといっても取り残しをなくすことです。
取り残しが発生した場合、後から追加をすることになるととても時間が掛かります。多く失敗すればそれだけ作業工数が掛かってしまうため、とても効率が悪くなります。そのため、記録には細心の注意を行いながら記録をしてください。
記録の前に一度リハーサルをしておくだけでもミスが軽減されるのでオススメです。
さて、さらっとですが効率をあげるためのポイントを列挙させていただきました。今回は記録したところまででしたが、次回は編集からパブリッシュまでの効率について紹介していきたいと思います。


