第24回 PDFフォームの活用 その5
~フォームフィールドプロパティ[アクション]タブ~Adobe Acrobat(アドビ アクロバット)とPDFを活用する連載記事
このページに掲載されている内容は、2010年に作成されたものです。
今回は、『PDFフォームの活用 その5 ~フォームフィールドプロパティ[アクション]タブ~』をご紹介します。前回の続きです、 内容を忘れてしまった方は下記にてご確認ください。
PDFフォームの活用 その4 ~フィールドプロパティ[オプション]タブ~
テキストフィールドのプロパティ[アクション]タブ
アクションは、[しおり]や[リンク]をクリックまたは、[ページが表示されたとき]に何かの動作を指定できる場所です。
例えば、リンクやしおりをクリックした時に、別のページや他のサイトにジャンプする仕組みを作ることができます。アクションは、下記の様な時に動作を実行させることができます。
- 特定のページが開かれたとき
- しおりをクリックしたとき
- リンクをクリックしたとき
- フォームをクリックしたとき
- 文書を開いたとき
- 文書を閉じたとき
- 文書を保存したとき
など、ある特定の状況で実行することにより、ユーザーの操作性を向上させることができます。
アクションの使い方
- 通常アクションは、テキストフィールドフォームには使用されないため、ここでは、ボタンフォームに追加してみます。
- ボタンのプロパティダイアログボックスの[オプション]-[ラベル]に印刷と記載します。
※プレビュー後、ボタンにラベルが表記されます。
- [アクション]タブに切り換え、[アクションの追加]から実行したい動作を選択し、[追加]ボタンを選択します。
- 実行したいメニュー項目を選択し、[OK]を選択します。
- アクションの内容を確認し、[閉じる]をクリックします。
- 最後にプレビューでボタンが動作するか確認を行います。
ドキュメントの中にある、印刷ボタンをクリックすると、[印刷]ダイアログボックスが表示されます。
- 今回のまとめ
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- 今回の手順では、印刷ボタンを作成しました。もちろん[ファイル]メニューの[印刷]と同様の操作ですが、ドキュメントの中にもボタンがあることによっ て、ユーザーに選択肢をあたえることができ、操作性を高めることができます。アクションを追加することにより、ひと味違うPDFファイルの作成ができます。
次回はフォーム設定の最後です。『PDFフォームの活用 その6 ~フォームフィールドプロパティ[計算]タブ~』をご紹介します。